菊野克紀VSジミー・アンブリッツ

予測不能。

だから観たい。


「5/6に舞浜アンフィシアターで開催される巌流島にてジミー・アンブリッツ選手(186cm、139kg)と体重無差別戦を闘います!僕の中の大きい相手への劣等感とロマンへの挑戦です!」というメッセージが菊野克紀選手から届いた。

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個人的に菊野選手の勝利を期待する気持ちとは別に、ある論が頭に浮かんだ。


あくまでも、これは計算上の話だが、第二次世界大戦で注目されたランチェスターの戦略からいうと√3倍の敵には勝てないという論がある。これは双方の戦闘能力や士気が同等という条件下での話しだ。


菊野選手の今回の対戦相手は体格差からいって√3倍を超えている。


では、勝てないのか。私に言わせれば全く予測不能。


なぜ、予測不可能なのか。

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実は菊野選手は、昨年11月のガチ甲冑合戦の一騎討ちでも見事なリベンジを成している。

昨年7月の東京お台場・巌流島×ガチ甲冑合戦では2敗だった。

その後、何度か練習会に参加いただいて、11月には横一文字構えとなって敵の正中線上に照準を定め動き続けている。

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こうされると、敵から見て菊野選手の体が構えに隠れたようになり、狙える部分が小さくなってしまう。


菊野選手にとっては、構えた武器や手の延長線上には敵の隙が見えているので、タイミングよく突けばいいということになる。この方法は対格差や武器の長さの不利を埋めるのにも有効だ。


一連写真は本戦前の練習試合だが、一瞬不利になった菊野選手だが、横一文字構えの正確さ、突きが体格差のある相手の喉元を捉えた様子が映されている。


√3倍の敵には勝てないという論は、大は小に勝り、多数は少数に勝つという論でもあり、殆どの現実はその通リ。しかし、今回の巌流島の菊野選手とアンブリッツ選手はバックボーンの戦闘技術が異る。菊野選手が横一文字構えなどの、相手の知らない戦法を行ったなら対格差という戦力差は埋められてしまうかもしれない。


しかし、√3倍以上の体格差(戦力差)という壁は、菊野選手に一瞬のチャンスしか与えないかもしれない。


だから、正直いって結果の予測はつかない。単に小よく大を制すというロマンを期待する以上に、もっと深い意味で面白い勝負を観れるかもしれない。ぜひ観たい試合だ。

公式HPはこちら
http://armoredsamuraibattle.web.fc2.com/index.html

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