なぜ刀に出番がないのか

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今回も東邦出版社から発売されている「ガチ甲胄合戦」より、戦国の刀剣についてのお話を抜粋です。


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甲冑合戦において刀に出番がない理由はこれまで何度も述べてきた。


そこでこれらの理由をもう一度整理してみよう。


1:槍VS刀 槍に7割の勝率、刀に3割の勝率と昔から言われてきたが、甲冑を着けて戦うと槍がかすった程度ではさほど怪我をしないが、いくら刀側が槍の攻撃を払ったり外したりしながら柄内に入って敵に斬りつけても、鉄甲冑の上からでは大きなダメージを負わすことができない。


敵の鎧の隙間を刀で突くのが効果的だが、そう簡単ではない。


突くのは槍の方が得意だ。


1:槍で鎧の上から突かれてたら致命傷は負わなくてもダメージを受ける。

2:陣太刀も打刀も戦場を走り回る時に鞘走り(勝手に抜け落ちる)のないように鯉口を硬くしめている。とっさに抜こうとしてもすぐに抜けない。

3:組討になって使う武器としては、長さ重量共に不適当だ。短刀か脇差程度が丁度いい。

4:合戦場の兵器として強度における問題がある。何度か敵の攻撃を払ったり受けたりすると刃こぼれを生じて、ついには折れてしまうか曲がってしまう。


刀で本当に斬り合った場合、刀がどうなったかの資料がある。


写真の押型は幕末の新撰組で活躍した山南敬助が、浪士たちと斬りあった時に受けた刀の損傷である。

折れた刀.jpg
※写真 写し絵
(中央が山南の刀。他の隊士達の2振りの刀も物打ち辺りに深い刃切れを生じている。)


この刀が損傷した顛末はこうだ。


将軍徳川家茂を警護するために大坂に滞在していた。


山南敬助は高麗橋の呉服商・岩城升屋に浪士数名が押し入ったとの報を受け、局長の近藤とともに岩城升屋に急行した。激闘の末に浪士たちを撃退した。


このとき山南が使用した(摂州住人赤心沖光作)の銘がある刃長約86.4cmの刀は、激しく刃こぼれして切っ先から30cm余りのところで折れている。


この折れた刀は、近藤勇の依頼で土方の親戚の松本捨助が手紙とともに持参して小島鹿之助に見せ、それを小島が描いた。


そして、この写し絵は現在も東京都町田市の小島資料館で保存されている。

公式HPはこちら
http://armoredsamuraibattle.web.fc2.com/index.html

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