ガチ甲冑合戦 裏話

今回はガチ甲冑合戦の、あんなこと、そんなこと、ちょっぴり裏話+グチ話です。



毒気にあてられないようにしてください。



とにかく合戦再現って大変だなぁと思います。



特にガチ甲冑合戦みたいなユニークで、しかも日本人と欧米人の混成部隊で100人を超える軍団の舞台裏はリアル戦場です。



そして横山総師範が、ユニークなプロデューサーでもあるわけで。「えっ、今からやるのですか、それ・・・。」なんて言って目が点になるメンバーも。「それ、横山総師範が言うのを忘れてたのですよね」なんてこと、誰も言えません。でも、思ってるのですよ~。



いゃー、すごいオトコたち、つよい女性陣もいる軍団です。

NHKの取材。合戦前夜の作戦会議.jpg
※NHKの取材。合戦前夜の作戦会議


さてさて、今月19日と20日に愛知県の観光課が主催したワールドサムライサミット2016で、「ガチ甲冑合戦、長久手の戦い」をやりました。



ガチ甲冑合戦のメンバーの全員が必至で頑張っていましたよ。いや、合戦の本番で戦うだけじゃなくて舞台裏で。



なぜ、こんなことが本番の1日前に主催側やイベントの運営会社で準備できてないの?とかいろいろあって今回は大騒動でした。



愛知県観光課の公式サイトで募集したキッズ甲冑ちゃんばら。



公式サイトでは小学校3年生以上と書いてあったけど、実際には年齢に関係なく参加を受け付けていたようです。4歳の子もいるとか。さらに小1の子も。えっ、これを朝からフォローするの? 午後も練習とリハあるのに。



ガチ甲冑合戦の一般参加者(甲冑武者でGo)も同じようなことがありました。県観光課の公式サイトの締め切りが終わっているのに、イベントの運営会社から参加者の追加があったみたい。うゎ、キツいー。



もともと、募集広告の原稿を私たちのメンバーが制作して、イベントの運営会社に提出したのが7月末頃でした。そして、県観光課の公式サイトで募集開始をしたのが10月11日。締め切りが10月末日。こんなの参加者が集まるわけがないです。だから、土壇場まで締め切りを延長。そして締め切った後も必死で知り合いに参加を呼び掛けたのかな。



参加者はすべて公式サイトからの申し込みでないと受け付けないという規則でした。外国人の参加者も、この公式サイトから申し込んでくださいとのことらしいです。でも、英語版はなかったです。日本語のみです。(笑)



ガチ甲冑合戦にNHKの海外向け放送と、お正月の特別番組の取材の申し込みがあったらしいです。でも県の観光課はガチ甲冑合戦のエリア内での取材と撮影を禁止に。その理由は危険だからじゃなくて、公平を保つために。意味わからーん。すったもんだがあって、本番2日前にやっと撮影許可がでたようです。



公平を保つのなら、なぜ締め切り後に一部の参加者を受け付けたり、応募規定と違う年齢の子供たちを受け付けるの。これって、不公平そのものですよね。でも、大人の事情なのかな。



そして前日リハ。マイクも音響も使えませんでした。イベントの運営会社の準備不足。



さらに本番でもマイクトラブル。本番の2か月前にデータを渡していたBGMも効果音もマトモにかかっていなかったです。合戦エリアの図面も1カ月以上前にイベント会社に渡していたはずなのに、なぜ本番になって「ワイヤレスマイクの無線が届かない距離です」なんて言い訳くるの。



実はガチ甲冑合戦で、マイクは重要な安全確保の道具なのです。両軍の大将や副将がセリフ(アドリブ)で会話しながら、敵軍の様子をうかがって、攻撃や攻撃準備の陣形を組むタイミングを計っています。これは勝つためにやっているのではなくて、次の戦闘に備えて足回りに散らかっている危険な物品を片付けたり、十分な空間を準備したり、自軍や敵軍のメンバーの安全を確保しているのです。安全確保ができたら敵をマイクパフォーマンスで煽ります。いよいよ戦闘です。



でもマイクがないと、30m~40mくらい離れた場所に陣を張っている敵に、声が届きにくいのです。安全を確保できていない状態で戦闘がおこってしまうと、一般参加者まで巻き込んで怪我をしてしまう可能性があります。



だからマイクはガチ甲冑合戦にとって、非常に重要なコミュニケーション ツールなのです。



ステージで武将隊が、踊ったり歌ったりセリフを言ったりするために、マイクがいるのとは違うのです。



しかも、今回は時間がだいぶ押していました。だから、後半は太陽が沈んでからライトの中で野戦状態です。危ないぁ。マジ生死をかけた戦国の合戦状態。



これには横山総師範はキレて、観客がいても気にせずに、主催側とイベントの運営会社を痛烈に批判していましたね。



あんなこと、そんなこと、いろいろあったけど、本番のガチ甲冑合戦はなんとか成功。お客さんの拍手と声援で疲れが飛んでいきました。怪我もなかったし良かったです。



そして一騎討ちでリベンジに成功したプロ格闘家の菊野克紀さんの雄姿は、かっこよかった。



前回の東京でのガチ甲冑合戦で2回負けたから、今回は2回勝った。オトコだなぁ。



試練は人を疲れさせます。でも鍛えられます。結果が良ければ疲れも吹き飛ぶし、ガチ甲冑合戦、マジ楽しい。

ワールドサムライ サミット2016に参戦が決まってから、6カ月に及ぶ私たちの戦いは、やっと終了しました。

常に私たちをご理解いただき、ご支援いただいた愛知県知事と秘書の方々に深く感謝を申し上げます。



次は1月21日に東京でガチ甲冑合戦セミナーですって。詳細は近日発表だそうです。



それから、NHKワールドスポーツジャパンとNHKのお正月特別番組「戦国へーほー」1月3日で放映されるそうです。みてくださーい。

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