戦国時代の槍 後編

前編に引き続き、戦国時代の槍について。



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東邦出版社「ガチ甲胄合戦」横山雅始(著者)の内容抜粋です。


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さて長い槍の柄は何で製作したのかというと、足軽用長槍6m以上は竹が主な材料であったようだ。


簡単に手に入り、そして安い、弾力や強度の面でも丁度いいからだろう。


持槍(武将槍)は樫材などを中央に入れて、細く割り裂いた竹を周囲に巻き、丸く形を整えて漆をかけて仕上げたようである。


太さは24mm程度を基本としているが、足軽用の長槍はもっと太い丈を利用していたのであろう。
 

ところで、これは余談だが竹加工の専門店に頼んで、戦国時代の武将槍の柄を再現していただこうと思い相談してみた。


木材と竹の接合、衝撃に耐える強度、操作性の良いバランス、これらを実現することは現代の技術をもってしても至難のようである。


見本を複数いただいたが、対衝撃やバランスの面でまだ研究の必要性がある。


これもまた失伝した戦国時代の幻の技術といえるのだろうか。
 

さて足軽用の長槍も、柄の硬さやシナリ度合い、重量、バランスなどは個人の力量に合わせて選ぶべきなのだが、戦国時代は戦場に長槍を束にしてバサっと運んできたにちがいない。


したがって数分程度で自分にあったものを、さっと選べるかどうかもサバイバル能力のうちだったのだろう。
 

話を時代劇に戻そう。多くの戦国物で使っている槍の長さが短すぎるし素槍ばかりが出てくるなどいろいろあるが、一つ目立つ忘れ物をしている。


この頃になると多くの槍には血留玉(ちどめだま)という紐や細く裂いた布、紙などを柄の太刀打ち辺りに巻いてボール状や筒状にして付けていたらしい。


これは敵の血を吸収してくれて自分の柄が血で滑らないためといわれているが、実際やってみるとバランス調整にもなって非常に便利だ。


しかし、運搬上はやっかいなので、おそらく陣中で素早く巻きつけたのだろう。


この血留玉は遠くから見ても目立つが、時代劇や映画では血留玉を付けていないことが多い。
 

さてガチ甲冑合戦で使う槍は肉厚で硬くシナリの少ない約3mの竹を主材とし、さらに現代文明の産物も使用して強度を増し、穂に重量を持たせたものを制作した。


血留玉は運搬上の問題があるので筒状に制作して取り付けた。


穂の部分に緩衝材を巻き、太刀打ち部分も緩衝材を巻いてある。


緩衝材といってもさほど分厚く巻いていないので、甲冑で守られていない部分に一撃を食らうと結構こたえる。
 

しかし、長さ3mの竹を主材とした槍を使用して戦ってみると、叩くように突く(面を攻める)が実感できる。


長さ2m以下の硬い木製の柄の槍を使うのとは全く違う動きがでる。


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※槍のしなり  


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※槍戦1



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※槍戦2 



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※武将槍隊 

 
公式HPはこちら
http://armoredsamuraibattle.web.fc2.com/index.html


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