プロ格闘家も参加!巌流島×ガチ甲胄合戦 後編

集団戦の勝敗とシニバン(死番)


先日の東京お台場での「巌流島xガチ甲冑合戦」における集団戦について、本番では横山師範は時間の関係で詳しく解説できなかったとの事なので、僕が変わりにここで横山総師範の意見を掲載します。

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4人vs4人の集団戦で、格闘家の菊野選手・赤(真田軍)とたまたま対戦することになったY村君・黒(徳川軍)。

この勝負は1対1の競技的な観点では菊野選手の負け、Y村君の勝ち。甲冑合戦の集団戦という観点では、菊野選手の勝ちではないが手柄ということになる。


負けは死を意味するので、死んで手柄になるのかという疑問が残るに違いない。


実はこんな理屈だ。


幕末の新選組にはシニバン(死番)という役目が交代制で設けられていて、市中見回りにおける先頭を歩く役や、最初に家屋へ突入する役などである。


もちろん、敵がいれば先頭が一番先に狙われ、もつれ合いになる。


もつれ合いになった瞬間、周囲の新選組隊士が複数で敵を倒す。


先頭の隊士は運が悪ければ死ぬかもしれないが、新選組という集団は敵を倒せる。


同様のシニバンが、ガチ甲冑合戦においても存在する。


実は4人vs4人のこの集団戦は、黒(徳川軍)のシニバン(死番)が赤(真田軍)に飛び込み組討となり、逆に赤(真田軍)兵士に倒される。


黒(徳川軍)1名がその赤(真田軍)兵士を倒そうと向かうが、その直後、菊野選手とY村君の対戦となり、彼は引き返す。


菊野選手がY村君に組み付いたため、期せずして菊野選手は赤(真田軍)のシニバン役となった。




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この状況を見た赤(真田軍)の兵士2名が反射的にY村君を槍の突きで倒した。





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盛会裏に終了、礼



赤3人vs黒2人となり、赤有利で戦闘が進み、その結果、2-0で赤(真田軍)の勝ち。


もし菊野選手シニバン役でなかったら、黒のシニバン1人を組討で倒した赤の兵士も、ほかの黒の兵士に刺されて消えることになり、しかも、黒の兵士1人は赤全体の側面に立っている。


したがって、赤側の背面に回って、少なくとも赤一人を倒せることになる。


こうなると、黒3vs赤2となり、勝敗は逆転していたかもしれない。


こうした意味で、菊野選手のシニバンは、赤(真田軍)の勝利を導いた手柄ということになる。


集団戦のシニバン役は、本番前には徹底的に槍の柄内に飛び込み、敵を仕留める練習をする。


集団戦の勝敗はチームプレイと戦術によって決まる。


犠牲を伴いながら生き残ってきた新撰組。


その戦術をとり入れさらに研究を重ねる日本甲冑合戦之会。


まさに、「最良の戦術は生き残った者達により伝えられていく」という事か。


公式HPはこちら
http://armoredsamuraibattle.web.fc2.com/index.html


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